ホームベーカリーを生活の中に取り入れて、6年ほどたちます。
私が主に使っているホームベーカリーはシロカの1万円弱のホームベーカリーです。
しかし、ホームベーカリーといっても値段は様々でタイガーやパナソニックのように3万円台の高級ホームベーカリーもあります。
ホームベーカリーを買うときに、パッと見代わり映えのない、調理家電。
さて?
値段によってはさ出るのでしょうか。
ということで、実家にある3万円台のホームベーカリーと、自宅にある1万円弱のホームベーカリーを比べてみました。
比べたのはタイガーの3万円台とシロカの1万円弱のほーむべーかりーです
①タイガーの3万円台のホームベーカリー
タイガー魔法瓶 TIGER KBD-X100-WF(フロストホワイト) GX(グランエックス) IHホームベーカリー 1斤 KBDX100WF
私が実家で使っているものは、すでに廃盤になっているようですが、 上記のタイプが同系統のものかと思います。
とっても使いやすく、3年前に購入して以来、毎朝このホームベーカリーで焼いたパンを実家では食べているようです。
②シロカの1万円弱のホームベーカリー
対するは私が自宅で使っているシロカのホームベーカリー。
お値段は1万円弱ですが、ホームベーカリーの中では定番中の定番メーカーで、私の周りでユーザーの方も多いです。
正直にいましょう。比べてみると…
全然違います。
・3万円台のホームベーカリーはふわっと軽く、厚切りでも美味しい!
・3万円台のホームベーカリーは上下左右、どこを切り取っても食感がふわっと美味しい!
・3万円台のホームベーカリーは数日経っても美味しい!
もちろんシロカの1万円弱のホームベーカリーも美味しいは美味しいです。
でも美味しいのレベルが違うんですね。
美味しさの違いはここにあった!比べてわかった3つのポイント
前提として、どちらも特別な強力粉を使っているわけでも、天然酵母を使っているわけでもありません。
材料は、だいたいおんなじです。
それでも味にはかなりの差があると感じています。
素人目から見たその違いは…
①パンケースが明らかに違う
さすがタイガーの3万円台のホームベーカリーに内蔵されているパンケース。
この重厚感のあるパンケースは遠赤土鍋コーティングと言うそうです。
画像参照:Amazon タイガーKBX-A100
対してシロカの1万円弱のホームベーカリのパンケースはこちら。
厚みも違うし、素材も全然違います。
もちろん遠赤土コーティングなんてものもありません。
この時点でだいぶ違う気がします。
②加熱方法に差が出た!IH加熱する、ヒーターで加熱するのが我が家のシロカ
3万円台のタイガーはIHで加熱するため、均一な温度で熱が伝わります。
実際に、窯の内側もこのようにパンケースと密着しており、熱伝導がとっても良さそうです。
(汚れててすみません)
対して1万円弱のシロカはパンケースが側面とは密着していません。
(過去記事より引用)
IHで焼き上げるタイガーのホームベーカリーに関しては、タイガーのサイトでもこのように説明されています。
IHだから、焼きあげ時に生地をしっかり釜伸びさせてから一気に最高温度まで、加熱できるので薄皮でパリッと仕あげ、香ばしい本格的なハ一ド系のパンも焼きあげます。
引用:ホームベーカリー KBD-X | 製品情報 | タイガー魔法瓶
この違いが、焼き上げたときに、大きくさができているように思います。
③イーストの自動投入の有無
イーストも生地を作る上では大事な要素だなと感じています。
特に温度管理が難しい真冬や真夏などに予約してパンを焼くときは、自動投入があった方が失敗なく、ムラなく作れそう。
3万円台のタイガーのホームベーカリーには自動投入器があります。
この自動投入器があるからか、タイガーの食パンは、均一にふっくらしていて、過発酵を感じません。
一方、自動投入器のない1万円弱のシロカで作るときは、温度管理が不十分であると、すぐに過発酵になりがちです。(私の場合ですが…汗)
この自動投入器があるかないかで、 価格帯も大きく変わり、味や作業の手間にも影響してくると実感しています。
ちなみに、同じく高級ホームベーカリーでおなじみのPanasonicの場合は、中麺法といって、独自の製法を取り入れているようです。
生地をつくった後にイーストを投入して練り込む中麺法を採用。グルテンの生成がよいため、きめが細かく弾力のあるふくらみのよいパンに。
引用:ホームベーカリー SD-MDX101 | ホームベーカリー | Panasonic
他にも、3万円台のタイガーのホームベーカリーを改めて勉強すると
素人目では分からない「こね」の時の温度情報を防ぐDCモニターや
生地発酵の温度管理を見張る温度センサーなど…。
少しでも自宅で「おいしい!」と感じてもらえる企業努力が、値段以上にいっぱい詰まっているのだと思います。
見た目を比べてみてください!実際にはこんなに違っています
これが3万円台のタイガーのホームベーカリーで焼いた食パンです。
家事に不慣れな父が3年間焼き続けていますが、ほぼ失敗なく、いつも同じクオリティで焼きあがっています。
見ての通り、フワッフワで耳まで美味しく、数日経っても変わらぬ美味しさです。
一方、これが1万円弱のシロカで作った食パンです。
おいしいんですよ、もちろん!!
でもパッと見ても、ふくらみが均一でなかったり、部分的に過発酵が見られます。
見比べてみると、生地の目が全然違いますね。
若干上部に空洞があるものの、焼き上げがいいのか、こう言う薄皮のような部分もパリッとします。
いつ誰が焼いてもクオリティの高い同じ味が出来上がるのは、高級ホームベーカリーに込められた数々の愛があってこそなのです。
次に買うならタイガーかPanasonicに決めています
まさか自分が持っているシロカを下げて、タイガーを推し上げてしまうような記事になってしまいました…。
しかし次に買うなら惜しみなく3万円台のホームベーカリを迷わず選びます!
初めてホームベーカリーを使う方が、毎日の食パン+αを焼くのであればシロカは非常にコスパに優れたホームベーカリーです!
それだけは毎日使い続けている身として強くプッシュしておきたいと思います。
お手入れも楽だし、構造も使い方もシンプルです。
それ以上にクオリティを求める方には、タイガーかパナソニックの3万円台のホームベーカリーをお勧めしたいです。
こちらがタイガー。
こちらがパナソニック。
どちらも愛のある商品で、毎日の食パンをワンランク上げてくれる家電です。
★お餅もピザも作れるシロカで子供と家ご飯を楽しみました
★もっと食パンを美味しく食べたいから、切り方から学びました